母親運動の６０年＆活動（3）

　
　1980年、自民党政府の反動化がすすみ、軍事予算が増え、憲法９条改正や徴兵制の発言が出てきた年にスタートしました。その後、毎年赤紙「召集令状」の模写を印刷、全国各地で街頭宣伝、集会などの連鎖行動を行なっています。2003年はスタートした年と同じような反動化の危機的情勢のなかで、全国約545ケ所、約450万枚の赤紙が配られました。

　
　大会の開催地は1984年の第30回までは東京が多かったのですが、それ以後、全国各地で開催して母親運動をひろげてきました。88年には岩手県のすべての自治体から参加、90年の千葉では「菜の花キャラバン」と名づけて県内すべての自治体を訪問しました。
　それ以来開催地では自治体や労働組合、団体によびかけて、すべての地域に母親運動を草の根にひろげています。

　
　平塚らいてう記念碑建立を祝う会で櫛田ふきさんは「恩師平塚らいてうは『生きることは呼吸することではない。行動すること』『沈黙は共犯』といいました。」と、生前の平塚らいてうの言葉を熱く語りました。

　
　「女性の憲法年連絡会」「国際婦人年連絡会」など日本中、世界中の母親・女性は手をつなぎ、みんなのパワーを集めて“平和・人権・平等”の新しい時代をきりひらいています。